
エシカル消費とは人・社会・環境に配慮した消費行動です
エシカル消費は、倫理的に考えて正しいと思うことを基準として購入するものを決めることです。誰がどこで商品を作り、お店までどのように運ばれてきたのか。自分が手に取るまでの過程を考え、商品を購入することがエシカル消費の第一歩です。中島さんの基準は少し漠然とはしていますが、感覚としては合っていると思います。「安い」「便利」というだけで商品を選択すると、人・社会・環境への配慮が足りずに作られていたりすることもあるので注意が必要です。もしそれがわからず迷った時は、人・社会・環境に配慮して作られたものであることを示す認証ラベル付きの商品を選ぶことも方法のひとつです。
認証ラベルの一例

簡単にできる「てまえどり」で、エシカル消費を実践しましょう

消費期限や賞味期限が近くて値引きされているようなものを選ぶのも、食品ロスを減らすことに繋がるエシカル消費です。また食品をまとめて買う場合でも、すぐに食べるものについては「てまえどり」をぜひ実践していただきたいと思います。「てまえどり」とは、字の通り、商品棚の手前に置いてある消費期限や賞味期限の迫った食品を積極的に選ぶ行動のことです。実は日本において、食べられるのに捨てられている食品ロスの量は年間約600万tもあり、そのうち約100万tが家庭から封も開けられずに捨てられたものなのです。とてももったいないことです。また賞味期限は「おいしく食べることができる期限」ですから、期限後ただちに食べられなくなるわけではありません。消費者がこうした理解を深めて行動できると社会は変わっていきます。
エシカル消費はさまざまなSDGsの目標に関連しています
SDGsには17のゴールが設定されているのですが、エシカル消費についてはあらゆるゴールが複合的に相互関連していて、食品ロスの削減に関してはゴールの12「つくる責任、つかう責任」の分野に入ります。「世界全体の食料の廃棄を2030年までに半減させる」というさらに細かく設定されている目標に対する取り組みです。また食品ロスに関しては、消費者の理解を深めてもらわなければ消費期限の迫った商品を選んでもらえないですし、スーパーやコンビニの協力なしには進められません。ですから、「パートナーシップで目標を達成しよう」という17番目のゴールともリンクしています。エシカル消費はとても身近な行動の一つで、さまざまな目標に関連してくるので、ぜひ積極的に取り組んでみましょう。
出典:消費者庁、環境省